
この度は当店をご利用いただきありがとうございました。
当店の創業は昭和46年。昭和51年に「焼肉どんどん亭」一号店を開店、「ゑび寿」を姉妹店として47年の歴史を重ね、現在に至っております。
人はおいしいものを食べている時、自然と顔がほころんで、とても幸せな気分になります。
そこには心の通い合った、とても温かい「だんらん」の場が生まれてきます。
「焼肉どんどん亭」一号店を開店して間もない1976年の秋、あるお客様との出会いがありました。
閉店間際に親子3人連れのお客様が「まだいいですか・・・」と言って入ってこられました。母親と中学生の男の子、そして小学校高学年の男の子で3人ともとても体格の良い親子連れでした。
早速、お水とオシボリをお持ちして「ご注文は・・・・」とお聞きしました。お母さんが「豚バラ2人前」と大盛りごはん3つ・・・」。私は一瞬「えっ、2人前で足りるの・・・・」と思いました。ご注文いただいた2人前のお肉と大盛りごはん3つをお出しし、追加注文がくるかもしれないと、柱の陰から3人が食事をされる様子を見ておりました。2人前の肉を網にのせ、まだ半焼きの状態でお肉を競うように食べ始めました。ごはんはそっちのけ、お肉はあっという間になくなってしまいました。
後に残った大盛りごはんの上にタレをかけ、ごはんだけをおいしそうに食べられました。あっという間に食事は終わり「ごちそうさま、おいしかったですよ」と軽く頭をさげて親子は帰って行かれました。
その時、私は「こうまでして私共の店に来てくださるのか・・・・」それはもう、嬉しいような、空しいような、切ないような、申し訳ないような、何とも言いようのない想いになりました。
この光景が私の脳裏に焼きつきました。そして、同時に心の奥底から湧き上ってきた願いがありました。
「お一人でも多くの方に、おいしいお肉をお腹いっぱい食べていただきたい。家族や親しい友達、仲間同士で、和やかなだんらんの時を過ごしていただける、そんなお店がつくれたら・・・・」私がお店をつくりたいと願った原点です。
皆様もご承知の通り、2001年日本で発覚したBSE事件。このときを境に牛肉に対する信頼は一気に失墜し、安心、安全性を問われることとなりました。
牛肉価格は高騰し、品薄が続き、味の点においても「おいしくなくなった」と大変なお叱りをいただくこととなりました。その後、もともとの原点に立ち返り、仕入先様のご協力もいただきながら懸命に努力を重ねてまいりました。現在ではお客様よりお褒めの言葉をいただけるようになりました。
これからもお客様から「うまい」の一言をいただけるように、もちろん安心で安全なおいしいお肉を提供できるように精一杯努めてまいります。
この度は数多くのお店の中から当店を選びご利用いただきまして、本当にありがとうございました。
株式会社 ナショナルフーズ
代表取締役 三宅 勤
